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プロローグ これまで紹介した通り、ツーンの色合いはテキスチャーとの混合で得られている色であることを紹介しました。 したがって、このツーンに対応するテキスチャーにも工夫があります。 また、ツーン風のこんなキャラであったとしても、実は結構細かいテキスチャーを用意していることもお見せします。 なに怒ってんだ?? あ、こんなキャラね・・
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用意したテキスチャー で、まずは結構細かいという例です。 眼 目ですね、瞳は写真からおこしています。それを色づけし、変形をかけて、ハイライト用の円をのせて作成しました。 そこまで細かくても・・・と思いつつ、ここからなら略したものも作成できますし・・。 実物大、横に長いのは、経験上の余白です。 下地の凹凸用の画像の上に、デジカメで撮った素材一部を持って来て、幾つかのパターンを試みてから色調整しました。 512×512 の一部抜粋画像 ハイライト用に使う素材です。こういったちょっとした素材は簡単に作れるノウハウを身に付けておくと3D映像を作る際に色々と役立ちます。 以下手順で、あっという間の技です。 ノイズを加える > ぼかし移動-90° > 明るさコントラスト > 二重にして少し移動し半分ずつのイレコにする > 細める(黒塗る) > ぼかしを入れる(白ブラシ塗る) 3Dの話ではないけれど、こんなテキスチャーの用意が必ず役立ちます。 |
ツーンレンダリング用のテキスチャー ツーンレンダリング用のキャラクターを用意している時、必ず出て来る悩みとしては、”境界線の出方”ではないでしょうか? つまり、 Toon_Ink_Lens では必ずインク線を描くように設定していますので、マテリアル間に線を描いてしまいます。 かといって Toon_Paint_and_Host の方でインク線を描かないようにすると、今度は描いて欲しい部分も消してしまうというジレンマに・・・。 そこは、多分ここに紹介するテキスチャーの持ち方で解決するかもしれませんので、参考にしてみてください。 下図のテキスチャーの一部拡大とレンダリング部分です。共に、境界線の無い部分の例です。 そう、つまり1つのテキスチャーの中に肌と他の部分を用意しておいて、UV値で位置調整してしまえば、 マテリアルを別にしなくて済むので、境界線が描かれないのです。 ですので、逆に眉毛など絶対に境界線を描きたい場所は、同じテキスチャーを使っていてもマテリアルを分ければ良いだけです。 他にも、影をテキスチャーに書いている部分として舌があります。 アニメ的な影はレンダリングの影計算では得られないのであれば、テキスチャーに影を書けば良いだけです。ハイ!! あ~ん 影は、2つ目に貼る絵をアルファーで抜いて貼り付けるという手段でも得ることができます。 テキスチャーに影を書いてしまう事と同じで、境界線にも言えます。 あらかじめテキスチャーに境界線を書いてしまえば良い場合もあります。例えばこまかいマークとかに使えます。 という訳で、テキスチャー数なんでが、全然少ないですね。 |
という訳で、次回は、モデリングについてを予定しております。 乞う、ご期待!!
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