MotionBuilder 2022では、Python3および関連する更新のサポートなど、開発者向けの重要な改善が行われました。このリリースでは、Storyツールが大幅に改善されただけでなく、その他の一般的なワークフローの強化も行われています。
Motion Builder 2022では、キャラクタエクステンションの新しいプロパティにより、キーフレーム設定プロセスが簡栗化されました。これにより、関連付けられたボデイパーツと連動させて簡単にアニメートできるようになります。エクステンションのリファレンスオブジェクトを含むボデイパーツが選択されたときにキャラクタエクステンションにキーを設定するには、キャラクタエクステンションプロパティの新しいAddto Body Partプロパティを有効にします。
これで、Relationコンストレイントでアニメーションレイヤを追加して、レイヤのウェイトを制御できるようになりました。さらに、レイヤが表示され、Navigatorウィンドウのそれぞれのテイクにペアレント化されるようになりました。つまり、レイヤのウェイトを制御しながら、アニメーションレイヤにRelationコンストレイントを含めることができます。また、Navigator内のレイヤ関係の可視性が改善されました。
注:ループが作成された場合、検証は行われません(他のRelationコンストレイントオブジェクトと同様)。たとえば、レイヤのウェイト値に影響を与えるキューブの位置などです。キューブの位置が、キューブが影響を及ぼす同じレイヤの影響を受ける場合、キューブの位置が予期しない動作で移動することがあります。
Groups/Setsツールに、新しいActivateRecursivelyオプションが追加され、親ノードを切り替えたときにGroups/SetsのShow/Pick/Trsの設定を保持できるようになりました。
このオプションが有効な場合、GroupやSetをオンにすると、ネストされているすべてのグループやセットがオンになります。このオプションが無効な場合、GroupやSetをオンにしても、既にオンになっているネストされたグループやセットしかオンになりません。
MotionBuilderを初めて使用するときに、新しいUndoウィンドウにコマンド履歴の詳細なピューが表示され、Undoスタック内の現在のレベルを表示および更新できるようになりました。
Undoウィンドワにアクセスするには、MotionBuilderのメインメニューバーで、Window > Undoを選択してください。