3ds Max 2025では、モデリング、カラー管理、レンダリングツールが改善され、クリエイティブな作業に専念できるようになりました。
リトポロジ、OCIOカラー管理、更新されたArnoldプラグイン、インターフェースの更新などの改善により、アーティストはすばやく効率的に制作できます。
新機能情報の詳細はヘルプドキュメントの「3ds Max 2025 Update の新機能」からご確認いただけます。その他修正された項目並びに既知の問題はリリースノートをご確認ください。
OCIO(OpenColorIO)がカラー管理の既定モードになりました。これにより、最新のカラーパイプラインの実装がこれまで以上に簡単になります。
3ds Max 2025では、以前のバージョンで導入された変更に加えて、次の改善が行われています。
※[カラー管理設定]ダイアログボックス([レンダリング]>[カラー管理])で、プロジェクトのニーズに合わせてカラー管理を設定することができます。旧バージョンの3ds Maxで行われていたカラー管理の既定モードに戻すには、[カラー管理モード]を[ガンマワークフロー]に設定します。
[X]キーを押したときに表示されるグローバル検索機能が更新され、ツール、関数、コマンド、設定の詳細なリストを簡単に表示できるようになりました。
今回の更新では次の改善が行われています。
リトポロジ化の基本アルゴリズムであるAutodesk ReFormがバージョン1.5に更新され、パフォーマンスと安定性が向上し処理時間は最大8%短縮されました。(ReFormバージョン1.5は 3ds Max 2025でのみ使用できます。)
また、更新されたRetopology Tools for 3ds Maxでは、スタンドアロンプロセスとして[前処理]および[OpenVDB]機能が導入され、Autodesk ReFormを使用するときの処理時間を短縮できるようになりました。
※Retopology Tools for 3ds Max 1.5は、3ds Max 2025のインストールに自動的に含まれます。旧バージョンの3ds Maxを使用している場合は、Autodesk Accountから、ご使用の3ds Maxバージョンに対応したRetopology Tools for 3ds Max 1.5のインストーラをダウンロードできます。
3ds Maxの新しいメニューカスタマイズシステムの一部として、新しいメニューエディタが導入されました。
新しいメニューエディタを使用すると、3ds Maxのメニューとクアッドメニューを簡単にカスタマイズできます。エディタでは、メニュー項目およびクアッドメニュー項目の追加、名前変更、削除、新しいセパレータとサブメニューの作成、およびメニューの並べ替えを行うことができます。
3ds Maxのメニューシステムは完全に更新されており、カスタマイズしたメニュー設定を保存して、アップグレード時に以降のバージョンで使用できるようになりました。
また、メニューエディタには開発者モードも用意されており、サードパーティの開発者はプラグインのメニューやクアッドメニューを作成できます。このモードで作成された.mnxファイルと.qmnxファイルは、プラグインパッケージに追加できます。
USD for 3ds Maxプラグインが更新されました。
更新されたUSDプラグインを使用すると、アーティストはアニメートされたライトやカメラ、blendShapeなどのアニメーションを読み込むことができます。
USD for 3ds Max 0.7には次の新機能が含まれます。
3ds Max 2025には、Arnold 7.3.0.0 Coreが導入された MAXtoA 5.7.0.0が付属しています。
最近追加された機能とバグ修正の完全なリストについては、「Arnoldユーザーガイド」のリリースノートを参照してください。
アニメーションワークフローを改善し、長い間続いていた問題とユーザー様からの提案に対処するために、CAT(Character Animation Toolkit)の機能と安定性に関する複数の改善を施しました。
このリリースで対処された更新の一部は次のとおりです。
※改善点の完全なリストについては、「3ds Max 2025リリースノート」の「アニメーション」項目を参照してください。
ユーザー様からの要求に基づき[増分を保存(+)]オプションが[ファイル]メニューに追加されました。これによりシーンの増分コピーを保存して作業プロセスの履歴を作成できるようになりました。
OpenSubdivモディファイヤがバージョン3.6に更新されて、結果が高速になり、OpenSubdivツールがVFX参照標準に準拠するようになりました。
[メッシュクリーナ]モディファイヤが更新され、ゼロ領域UV、非平面、分離頂点などのクリーンアップ用の新しいオプションが導入されました。
ビューポート内のシャドウマップの既定のサイズ上限が512から4096に増加しました。この値は3dsmax.iniファイルに格納され、3ds Maxセッション間で保持されます。
[イメージファイルを表示]ウィンドウは、[スレートマテリアルエディタ]でビットマップノードを右クリックして[イメージを表示]を選択することで、すばやく開くことができます。