配管や部品を単線・複線に切り替える（単複変換）

配管や部品の表示状態を単線から複線、または複線から単線に変換できます。指定した口径値以下の配管のみ単線に変換するなど、効率的な作業が可能です。

［単複変換］コマンド（）をクリックして実行します。

コマンドの実行方法

［衛生］タブ＞［単複変換］

［空調］タブ＞［単複変換］

単複変換する配管または部品を選択します。

特定の配管系統のみを変更する場合は、対象の配管上で2回または3回クリックして系統を選択します。

右クリックまたは［Enter］キーを押し、確定します。

［単複変換］ダイアログが表示されます。

必要に応じて、［単複変換］ダイアログの設定を変更します。

項目	説明
ダクト	ダクトを選択した場合、［単線］［複線］［変更しない］のいずれかを選択します。
配管	配管を選択した場合、［単線］［複線］［変更しない］のいずれかを選択します。
配管口径値の考慮	指定した口径値以下の配管のみを変換する場合はチェックを付けます。
口径	［配管口径値の考慮］にチェックを付けた場合に、基準とする口径値を入力します。

［OK］ボタンをクリックします。

単線が複線、または複線が単線に変換されます。

単複変換は［プロパティ］でも可能です。

変換する部品、配管、経路を選択し、表示される［プロパティ］の［単線／複線］で［単線］または［複線］を選択します。サイズ記号は選択しないでください。変換ができなくなります。

単線の継手の大きさを変更する（単線形状変更）

単線継手の形状サイズや髭のサイズを変更できます。隣接する継手が重複する場合、自動調整もできます。

形状サイズ、および髭サイズの位置は、下図のとおりです。

［単線形状変更］コマンド（）をクリックして実行します。

コマンドの実行方法

［衛生］タブ＞［単複変換］プルダウンメニュー＞［単線形状変更］

［空調］タブ＞［単複変換］プルダウンメニュー＞［単線形状変更］

［コマンドプロパティ］が表示されます。

形状を変更する単線の部品を範囲選択またはクリックします。

特定の配管系統のみを変更する場合は、対象の配管上で2回または3回クリックして系統を選択します。

右クリックまたは［Enter］キーを押し、確定します。

［コマンドプロパティ］の［単線形状サイズ］と［単線髭サイズ］に現在のサイズが表示されます。

必要に応じて［コマンドプロパティ］の設定を変更します。

項目	説明
（［確定］ボタン）	クリックすると、［コマンドプロパティ］の設定内容が確定されます。
単線形状サイズ	現在の単線継手のサイズが表示されます。必要に応じて変更します。
単線髭サイズ	現在の継手部分の髭サイズが表示されます。必要に応じて変更します。
拡大率（％）	簡易作図で作成した継手形状の拡大率を入力します。簡易作図の場合に設定できます。
衝突部品	隣接する継手が重複する場合の処理方法を、［自動調整］［無視］［変更なし］［問い合わせ］から選択します。

［コマンドプロパティ］からマウスを離すと、継手のサイズが仮表示されます。

継手の仮表示を確認し、（［確定］ボタン）をクリックします。

指定した配管または部品の形状が変更されます。

［配管設定］ダイアログの［単線／複線］タブを使用し、スケールごとに単線形状サイズや端部の設定をカスタマイズできます。詳しくは、以下を参照してください。