隠線処理する(配管)

配管や機器が重なっている箇所に隠線処理をします。以下の3つの処理方法を選択できます。

  • 配管の高さに応じて自動的に処理する
  • 配管の上下関係を指定して処理する
  • 選択した範囲に重なった図形に対して処理する

また、既に隠線処理されている箇所の隠線を解除(復活)することもできます。

隠線処理する

[隠線処理]コマンド(隠線処理アイコン)をクリックして実行します。

コマンドの実行方法を見るコマンドの実行方法を見る

コマンドの実行方法

[衛生]タブ>[隠線処理]

[空調]タブ>[隠線処理]

[コマンドプロパティ]が表示されます。

必要に応じて[コマンドプロパティ]の設定を変更します。

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項目 説明

隠線設定アイコン(隠線設定)

隠線処理した箇所の線種、色、重なり部分の間隔などを設定する場合にクリックします。設定方法について、詳しくは以下を参照してください。

対象

隠線処理の対象を[設備図][アイソメ図][系統図]から選択します

モード

隠線処理の方法を以下の4つから選択します。

  • [自動隠線]:それぞれの配管に設定された奥行きと高さに応じて、自動的に隠線処理します。立面図を作成している場合は、立面図にも隠線処理が反映されます。
  • [クリップ]:それぞれの配管に設定された奥行きと高さに関係なく、指定した配管が手前に来るように隠線処理します。[対象]で[アイソメ図]が選択されている場合は選択できません。
  • [アウトライン]:指定した形状に合わせて隠線処理します。[対象]で[アイソメ図][系統図]が選択されている場合は選択できません。
  • [復活]:既に隠線処理されている箇所を元の状態に戻します。

機器含む

隠線処理の対象に機器を含める場合は[On]を選択します。[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

隠線形状

[モード]で[アウトライン]を選択した場合に、隠線処理した配管に付与する管端記号を以下の4つから選択します

  • [隠線のみ]

  • [楕円]

  • [斜線]

  • [斜線(連携)]

復活後に自動隠線

隠線処理された箇所を元の状態に戻した後、自動隠線を行う場合は[On]を選択します。[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。
[モード]で[自動隠線]を選択した場合に設定できます。

[配管設定]ダイアログの[隠線]タブで隠線のオフセット値を変更した場合などに、[On]を選択してください。隠線のオフセット値の設定について、詳しくは以下を参照してください。

[コマンドプロパティ]で隠線処理の条件を設定し、対象の配管を指定します。

配管の高さに応じて自動的に隠線処理する場合を例に説明します。

[対象]で[設備図]、[モード]で[自動隠線]を選択します。

隠線処理する配管を範囲選択します。

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

選択した配管が隠線処理されます。

配管の上下関係を指定して処理する場合(クリップ)配管の上下関係を指定して処理する場合(クリップ)

[対象]で[設備図]、[モード]で[クリップ]を選択します。

上にする配管をクリックします。  

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

下にする配管をクリックします。  

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

選択した配管が隠線処理されます。

 

機器や基本図形もクリップの対象になります。

囲まれている領域を上方に指定して処理する場合(アウトライン)囲まれている領域を上方に指定して処理する場合(アウトライン)

[対象]で[設備図]、[モード]で[アウトライン]を選択します。

上方にする領域の輪郭をクリックします。

輪郭は、開いたままにしてください(終点を始点と同じ位置でクリックしないようにしてください。エラーが表示されます)。

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

輪郭が閉じ、領域が指定されます。

下方にする配管をクリックします。

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

選択した配管が隠線処理されます。

隠線処理の解除(復活)

選択した配管や部品の隠線処理を解除します。

[隠線処理]コマンド(隠線処理アイコン)をクリックして実行します。

コマンドの実行方法を見るコマンドの実行方法を見る

コマンドの実行方法

[衛生]タブ>[隠線処理]

[空調]タブ>[隠線処理]

[コマンドプロパティ]が表示されます。

[対象]で[設備図]、[モード]で[復活]を選択します。

隠線を解除する部品をクリックまたは範囲選択します。

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

選択した配管が元の状態に戻ります。