配管の単線シンボルを登録する(配管ユーザー登録)

配管部品の単線作図時に使用する形状(単線シンボル)を登録します。

  • 単線形状に登録した図形(単線シンボル)は、複線形状でも使用されます。
  • 単線シンボルは登録する図形の大きさに関わらず、印刷寸のシンボル(1/100で2mmの大きさ)として登録されます。
  • 1つの型番に対して登録できる口径は1つだけです。同じ単線シンボルを複数の口径で使用する場合は、口径ごとに登録してください。

登録は以下のながれで行います。

登録前の準備

単線シンボルの登録前に「登録図形の用意」「図形サイズの確認」「補助線の作図」「グループ解除」を行います。

単線シンボルの登録

登録するフォルダを選択し、単線シンボルの設定を行います。詳しくは、以下の手順を参照してください。

ここでは、以下の図形を単線シンボルとして登録する場合を例に説明します。

[配管ユーザー登録]コマンド(配管ユーザー登録アイコン)をクリックして実行します。

コマンドの実行方法を見るコマンドの実行方法を見る

コマンドの実行方法

[衛生]タブ>[部材配置]プルダウンメニュー>[配管ユーザー登録]

[空調]タブ>[部材配置]プルダウンメニュー>[配管ユーザー登録]

[配管ユーザー登録]ダイアログ(フォルダ・配管の選択)が表示されます。

配管部品を登録するフォルダを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

ダイアログの項目について、詳しくは以下を参照してください。

登録するフォルダを新規で作成する場合は、以下を参照してください。

[配管ユーザー登録](型番や種類)ダイアログが表示されます。

配管部品の型番や部品名称を入力して、部品種類を選択し、[指示形状の扱い]から[単線形状のみ登録]を選択します。

ここでは、例として[部品種類]で[端部品]を選択します。

項目説明を見る項目説明を見る

項目 説明

 型番

登録する配管部品の型番(ファイル名)を入力します。

入力した内容は、配管部品の配置選択時に表示される[型番]となります。

半角32文字、全角16文字まで入力できます。使用できない半角文字は、\ / : * ? " < > | です。

全角と半角が混在しない型番をお勧めします。

以前に登録した配管部品と同じ文字列を入力すると上書き保存されます。
登録する配管部品ごとに異なる型番を設定してください。

部品名称

登録する配管部品の部品名称を入力します。

入力した内容は、配管部品の配置選択時に表示される[部品名称]となります。

全角と半角が混在しない部品名称をお勧めします。

 部品種類

登録する配管部品の種類を選択します。

選択した部品種類によって、接続点の位置や数、配管の接続方向が決まるので、適切な種類を選択してください。

(例1)給水栓など配管の端部に配置する場合(接続点が1つ):[端部品]を選択します。

(例2)止水栓、メーターボックスなど配管の途中に配置する場合(接続点が対称の位置に2つ):[配管器具・計測器]を選択します。

(例3)配管と接続しない場合(接続点なし):[配管器具・桝類]を選択します。

接続点を設定せずに登録する場合は、給水栓などの端部品でも[配管器具・桝類]を選択してください。

指示形状の扱い

指示形状の扱いを選択します。

  • [単線、複線同一形状で登録]:単線、複線とも同じ図形を登録します。
  • [単線形状登録]:(複線形状の登録後)単線形状として任意の図形を登録します。
  • [複線形状登録]:複線形状を登録します。
  • [パラメトリック登録]:(複線形状の登録後)単線形状として既定の図形から選択して登録します。
  • [単線形状のみ登録]:単線シンボルを登録します。

[単線形状登録]と[パラメトリック登録]は、[複線作図登録]で登録した配管部品に対して単線形状を登録する場合に選択します。[単線形状登録]と[パラメトリック登録]のみを行うことはできません。

配管部品の単線・複線作図時にどの形状(図形)を使用するかによって、登録手順は以下4種類に分かれます。指示形状の扱いは、登録手順に応じて選択します。

  • [単線、複線同一形状で登録]を行う場合:
    単線、複線とも同じ形状を使用します。複線形状に登録した図形を単線形状でも使用するので、単線形状の登録を省略できます。単線作図時に図形の大きさを、[単線形状変更]コマンドで変更することはできません。
  • [複線形状登録]を行った後、登録した配管部品に対して[パラメトリック登録]を行う場合:
    単線と複線で違う形状を使用します。複線で使用する図形を登録後、単線で使用する形状を既定の図形から選択して登録します。
  • [複線形状登録]を行った後、登録した配管部品に対して[単線形状登録]を行う場合:
    単線と複線で違う形状を使用します。複線で使用する図形を登録後、単線で使用する任意の図形を登録します。
  • [単線形状のみ登録]を行う場合:
    単線形状として単線シンボルを登録します。登録した単線シンボルは、単線・複線作図時に表示されます。

配置方向問い合わせ

付属方向がある部品の配置方向を配置時に設定する場合は、[あり]を選択します。

ティーズ(T分岐)、ティーズ(Y分岐)などの付属口がある部品で、部品配置時に配置方向の問い合わせをしたい場合には[あり]を選択します。

部品材質

部品の材質を選択します。

選択した材質によって、しろ(ねじ込みしろ、差し込みしろなど)が変わります。

[戻る]ボタン

前のダイアログに戻る場合にクリックします。

[次へ]ボタン

次のダイアログに進む場合にクリックします。

[終了]ボタン

設定を終了する場合にクリックします。

[キャンセル]ボタン

設定内容を取り消す場合にクリックします。

[次へ]ボタンをクリックします。

[配管ユーザー登録](口径の登録)ダイアログが表示されます。

[入口]に口径を入力し、[登録]ボタンをクリックします。

ダイアログの項目について、詳しくは以下を参照してください。

[次へ]ボタンをクリックします。

[配管ユーザー登録](形状の登録)ダイアログが表示されます。

形状(図形)を登録します。

平面図の登録は必須です。

ダイアログの項目について、詳しくは以下を参照してください。

平面図から順に登録していきます。

[平面]が赤色になっていることを確認します。

赤色(選択)部分に図形を登録していきます。赤色部分はクリックして変更できます。

登録は、[平面][正面][右側面]…とダイアログに表示されている順に左から進んでいきます。

平面図を範囲選択します。

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

基点をクリックします。

設定した基点が、配管部品を配置するときの基点となります。

基点について、詳しくは以下を参照してください。

平面図が登録されます。

用意した図形を同様の手順で登録していきます。

登録した部分に[○]が表示されていることを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

[配管ユーザー登録](接続点の登録)ダイアログが表示されます。

接続点を登録します。

ダイアログの項目について、詳しくは以下を参照してください。

接続点の接続方法(継手の種類)を設定し、平面図に接続点を設定します。

[接続方法]の[入口]で、接続方法を選択します。

[入口]が赤色になっていることを確認します。

赤色(選択)部分に接続点を登録していきます。赤色部分はクリックして変更できます。

平面図で[入口]の接続点の位置をクリックします。

[出口]などその他の接続点がある場合は、すべての接続点の位置を登録します。

接続方向が表示されます。

登録した接続点に[○]が表示されていることを確認します。

すべての接続点を登録したら、[終了]ボタンをクリックします。

配管部品の単線シンボルの登録が完了します。

登録した配管部品は、[部材配置]コマンドの[ユーザ配管製品]フォルダから選択して配置できます。

配管部品の登録を確認・編集するには、[配管ユーザー登録]コマンドを実行します。