図形やデータをコピーする(複写)

選択した図形を任意の位置に複写します。複写先のレイヤ・グループなどを設定して、別の図面ファイルに複写することもできます。

また、デュアルディスプレイでの作業がしやすいように、FILDER SiXを複数起動して画面間で複写することや、図面をMicrosoft WordやExcelなどに画像データとして貼り付けることも可能です。

複写コマンドで複写する

図形を複写する図面上で[複写]コマンド(複写アイコン)をクリックして実行します。

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コマンドの実行方法

[基本作図]タブ>[複写]

[衛生]タブ>[複写]

[空調]タブ>[複写]

[ダクト]タブ>[複写]

[電気]タブ>[複写]

[建築躯体]タブ>[複写]

[コマンドプロパティ]が表示されます。

必要に応じて[コマンドプロパティ]の設定を変更します。

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項目 説明

連続

図形の複写後にクリックすると、同じ図形を連続して複写できます。

個数

複写する個数を入力します。複写した図形は平行に等間隔で配置されます。

角度

図形を回転して複写する場合は、角度を入力します。回転しない場合は、[指定なし]を選択します。

[回転基準線指示]を[On]に設定した場合は、角度を指定できません。

倍率

図形サイズを拡大・縮小して複写する場合は、縦横サイズ(X、Y)の倍率を入力します。図形サイズを変更しない場合は、[指定なし]を選択します。

  • [カーソル指示]:マウスを使って図形サイズを指定する場合に選択します。
  • [図の大きさを変更しない]:以下の場合に選択すると、図形サイズを保持したまま複写します。別の図面に複写するときは使用できません。
    • 異なる作図スケールのレイヤに図形を複写する際、[複写設定]をクリックして表示される[移動・複写設定]ダイアログで[現在のグループ、レイヤへ変更する]を選択した場合
    • 異なる作図スケールのシートに図形を複写する場合

回転基準線指示

別の図形を基準線に指定して、その基準線と平行となるよう図形を回転して複写する場合は、[On]を選択します。[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

回転基準線指示について、詳しくは以下を参照してください。

反転

図形を反転する場合は、[On]を選択します。[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

図形の反転について、詳しくは以下を参照してください。

切取り選択

図形の一部を選択して複写する場合は、[On]を選択します。[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

補助線含む

図形と補助線を同時に複写する場合は、[On]を選択します。[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

文字基点に点を表示

文字列に基点を表示して複写する場合は、[On]を選択します。[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

カーソル操作で拡大・縮小して複写する場合カーソル操作で拡大・縮小して複写する場合

[コマンドプロパティ]の[倍率]で[カーソル指示]を選択します。

拡大・縮小する図形の領域2点をクリックします。

 

手順2で選択した図面に設備部品が含まれる場合は、以下のダイアログが表示されます。

設備部品も複写する場合は、[①拡大/縮小]ボタンをクリックします。ただし、設備部品は一般作図で複写されます。

複写先の目標点をクリックし、図形の大きさを指定してクリックします。

指定したサイズで図形が複写されます。

複写する図形を選択します。

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

基点をクリックし、複写先の目標点をクリックします。

目標点は座標入力でも指定できます。座標入力での指定方法について、詳しくは以下を参照してください。

  • 基点をクリック後、キーボードの[←]キーまたは[→]キーで図形の角度を変更して複写できます。

  • 矢印キーでの回転角度は、[設定]タブの[環境設定]コマンドをクリックして実行し、[設定]ダイアログの[描画]で変更できます。詳しくは、以下を参照してください。

図形が複写されます。続けて複数の図形を複写するには、別の目標点をクリックします。

右クリックして表示されるメニューの[コマンドキャンセル]をクリック、または[Esc]キーを押します。

以下の方法でも複写コマンドを実行できます。

  • 図形を右クリックして表示されるメニューの[複写]をクリックします。
  • 図形をクリックして表示されるミニツールバーのミニツールバー複写アイコン(複写)をクリックします。

    

  • ツールバーのツールバー複写アイコン(複写)をクリックします。

コントロールポイントで複写する

コマンドキャンセルの状態で複写する図形を選択します。

選択した図形のコントロールポイントが表示されます。

[Ctrl]キーを押したままにします。

移動コントロールポイント(移動コントロールポイント)が複写コントロールポイント(複写コントロールポイント)に変わります。

複写コントロールポイント(複写コントロールポイント)をクリックし、複写先の目標点をクリックします。

目標点は座標入力でも指定できます。座標入力での指定方法について、詳しくは以下を参照してください。

図形が複写されます。