基本図形をシンボルとして登録・配置する

基本図形をFILDER SiXのシンボルとして登録し、配置します。

登録したシンボルは、[シンボル配置]コマンドで配置します。

また、図面枠や砂利敷きの絵などFILDER SiXに既に登録されているシンボルは、[図形挿入]コマンドで配置します。

登録・配置は以下のながれで行います。

登録前の準備

シンボルの登録前に「登録図形の用意」「グループ解除」を行います。

シンボルの登録

シンボル登録する図形を選択し、保存するフォルダを選択します。

シンボルの配置

シンボル登録した図形を配置します。角度や倍率を変えて配置することもできます。

シンボルを登録する

基本図形をシンボルとして登録します。

[基本作図]タブの[図形挿入]プルダウンメニューから[シンボル登録]コマンド(シンボル登録アイコン)をクリックして実行します。

登録する図形を範囲選択します。

右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

基点をクリックします。

設定した基点が、シンボルを配置するときの基点となります。

[名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。

登録するフォルダを選択して、ファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリックします。

シンボルの登録が完了します。

続けてシンボルを登録する場合、同様に図形を選択して登録します。

登録を終了する場合は、 右クリックして表示されるメニューの[コマンドキャンセル]をクリック、または[Esc]キーを押します。

登録したシンボルを配置する(シンボル配置)

登録したシンボルを配置します。

[基本作図]タブの[図形挿入]プルダウンメニューから[シンボル配置]コマンド(シンボル配置アイコン)をクリックして実行します。

[ファイルを開く]ダイアログが表示されます。

配置するファイル(シンボル)が登録されているフォルダを選択します。

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項目 説明

(1)指定方法

ファイルを指定する方法を選択します。

  • [一覧]:パソコンから参照可能なフォルダが表示されます。
  • [検索]:以下のダイアログで、名前や場所、日付でファイルを検索します。

    • [名前と場所]:検索するファイルの名前や場所を入力します。文字列の一部を入力しても検索できま
      す(部分検索)。
    • [日付]:検索するファイルの日付を指定します。
    • [検索開始]ボタン:検索を開始する場合にクリックします。
    • [新しい条件]ボタン:入力した内容を消去する場合にクリックします。

検索条件について詳しくは、以下を参照してください。

(2)表示方法

(5)のファイル表示方法を選択します。

  • [プレビュー]:シンボルや図形のプレビューが表示されます。
  • [一覧表示]:ファイルとフォルダが一覧で表示されます。
  • [詳細表示]:ファイルとフォルダの内容が詳細に表示されます。

(3)プレビュー表示数

(5)で表示するファイルの数を選択します(最大5行×5列まで表示)。

(2)で[プレビュー]を選択した場合に設定できます。

(4)フォルダ表示

パソコンから参照可能なフォルダが表示されます。

ファイル名

(5)で選択したファイル名が表示されます。

ファイルの種類

表示するファイルの種類を選択します。

  • [PGCファイル(*.pgc)]:パラメトリック部品ファイルが表示されます。
  • [SYMファイル(*.sym)]:シンボルファイルが表示されます。
  • [JWKファイル(*.jwk)]:Jw_cad図形ファイルが表示されます。

(5)ファイル表示

選択したフォルダのファイル、または検索後のファイルが表示されます。

(2)で[一覧表示]を選択した場合に、表の項目名をクリックすると、機器名が昇順または降順に並び替わります。

[OK]ボタン

設定内容を実行する場合にクリックします。

[キャンセル]ボタン

設定内容を取り消す場合にクリックします。

配置するシンボルをダブルクリックします。

シンボルを選択し、[OK]ボタンをクリックしても選択できます。

[パラメトリック挿入]ダイアログが表示されます。

必要に応じて、配置角度や倍率を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

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項目 説明

形状

シンボルや図形の形状が表示されます。

変数名定義

シンボルの配置時は、本項目は設定できません。

計算式定義

シンボルの配置時は、本項目は設定できません。

回転角

図形の角度を入力します。

配置時に角度を変えることもできます。

倍率

図形の倍率を入力します。

配置時に倍率を変えることもできます。

ミラー

図形を反転させるかどうかを選択します。

  • [しない]:反転させません。
  • [X軸]:X軸を基準に反転させます。
  • [Y軸]:Y軸を基準に反転させます。

[OK]ボタン

設定内容を実行する場合にクリックします。

[キャンセル]ボタン

設定内容を取り消す場合にクリックします。

[図形変形]ボタン

シンボルの配置時は、本項目は設定できません。

[ヘルプ]ボタン

FILDER SiXのヘルプを確認する場合にクリックします。

[パラメトリック挿入]ダイアログが閉じます。

仮置き位置をクリックし、配置基点をクリックします。

配置位置をクリックします。

矢印キー[←][→]で回転できます。

矢印キー[↑][↓]で倍率を変更できます。

[Home]キーで元の角度・倍率に戻せます。

仮置きを残したまま、シンボルが配置されます。

同じシンボルを配置する場合は、続けてクリックして配置します。

配置を終了するには、右クリックして表示されるメニューの[コマンドキャンセル]をクリック、または[Esc]キーを押します。

仮置きしたシンボルが消えて[シンボル配置]コマンドが終了します。

登録したシンボルは、[基本図形]タブの[図形挿入]コマンドからも配置できます。

[図形挿入]コマンドで図形ファイルを配置する

FILDER SiXに登録されている図形ファイルを[図形挿入]コマンドから配置します。

[図形挿入]コマンドでは、以下3つのファイルを配置できます。

  • FILDER SiXに登録されている図形ファイル(*.sym)
  • FILDER SiXに登録されているパラメトリック部品ファイル(*.pgc)
  • Jw_cadで作成した図形ファイル(*.jwk)

[基本作図]タブの[図形挿入]コマンド(図形挿入アイコン)をクリックして実行します。

[ファイルを開く]ダイアログと[コマンドプロパティ]が表示されます。

配置する図形ファイルが登録されているフォルダを選択します。

FILDER SiXの図形ファイルは、「C:\ProgramData\Daikin\FILDER SiX\HasData\シンボル」フォルダに保存されています。

ダイアログの項目について、詳しくは以下を参照してください。

配置する図形ファイルをダブルクリックします。

図形を選択し、[OK]ボタンをクリックしても選択できます。

必要に応じて[コマンドプロパティ]で図形の内容を設定します。

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項目 説明

(ファイルを開く)

[ファイルを開く]ダイアログを表示する場合にクリックします。

角度

図形の角度を入力します。指定しない場合は[指定なし]を選択します。

配置時に角度を変えることもできます。

倍率

図形の縦横倍率(X、Y)を入力します。指定しない場合は[指定なし]を選択します。

例:X2 Y2(横縦ともに2倍)、X0.5 Y0.5(横縦ともに1/2倍)

配置時に倍率を変えることもできます。

グループ名を設定

[On]を選択すると、配置する図形のファイル名(拡張子除く)をグループ名として図形に設定できます。

[ラベル]コマンドを実行して図形上をクリックすると、文字入力欄にグループ名が自動入力されます。

グループ名を参照する場合は、[ラベル]コマンドの文字入力欄を空白にしておく必要があります。

[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

指示図形をクリップ

[On]を選択すると、基本図形上をクリックして配置するときに、シンボルと重なっている部分を隠線処理できます。

[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

仮置き位置をクリックし、配置基点をクリックします。

Jw_cad図形ファイルを配置する場合、仮置きは不要です。

配置位置をクリックします。

[←][→]キーで回転できます。

[↑][↓]キーで倍率を変更できます。

配置前なら[Home]キーで元の角度・倍率に戻せます。

同じシンボルを配置する場合は、続けてクリックして配置します。

配置を終了するには、右クリックして表示されるメニューの[コマンドキャンセル]をクリック、または[Esc]キーを押します。

[図形挿入]コマンドが終了します。