ラベルやバルーンを作図する

ラベル(矢印付きの注釈)やバルーン(円や四角形で囲んだ注釈)を作図します。

ラベルを作図する

[ラベル]コマンド()をクリックして実行します。

コマンドの実行方法を見るコマンドの実行方法を見る

コマンドの実行方法

[基本作図]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[ラベル]

[衛生]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[ラベル]

[空調]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[ラベル]

[ダクト]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[ラベル]

[電気]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[ラベル]

[傍記]タブ>[ラベル]

[ラベル]ダイアログが表示されます。

[入力]タブで、図面に配置するラベルの文字を入力します。

[▼][▲]ボタンをクリックすると、簡易表示と詳細表示が切り替わります。

項目説明を見る項目説明を見る

項目 説明

[改行]ボタン

文字列を改行する場合にクリックします。

キーボードの[Alt]+[Enter]キーでも改行できます。

[参照]ボタン

図面上の文字を読み取る場合にクリックします。

[参照]ボタンをクリックしてから、図面上の文字列をクリックすると、入力欄に同じ文字が反映されます。

入力履歴

以前に入力した文字を履歴から選択して挿入します。

最大10個までの履歴が記憶されます。

登録単語挿入

登録されている単語を入力欄に挿入します。

プルダウンメニューから単語を選択し、[挿入]ボタンをクリックすると、入力欄のカーソル位置に選択した単語が挿入されます。

[単語登録]ボタン

よく使う単語を登録する場合にクリックします。[単語登録]ダイアログが表示されます。

単語の登録方法単語の登録方法

[単語登録]ボタンをクリックします。

[単語登録]ダイアログが表示されます。

単語を入力し、[登録]ボタンをクリックします。

単語が登録されます。

[閉じる]ボタンをクリックします。

不要な単語を削除する場合は、単語を選択して[削除]ボタンをクリックします。

[コマンドプロパティ]で、引き出し線のスタイルを設定します。

項目説明を見る項目説明を見る

項目 説明
引出しタイプ

描画方法を選択します。

  • [単一ラベル]:1つの矢印位置を指定してラベルを描画する場合に選択します。
  • [複数矢印]:複数の矢印位置を指定してラベルを描画する場合に選択します。
  • [複数頂点]:1つの矢印位置を指定し、引き出し線の折れ曲がる位置を複数指定してラベルを描画する場合に選択します。
引出し延長線

文字にアンダーラインを付けるときは[On]を選択します。

[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

引出し延長タイプ

[引出し延長線]で[On]を選択した場合に、引き出し延長線の位置を選択します。

  • [水平]:アンダーラインを水平(左右)にして文字を配置する場合に選択します。
  • [引出し線の延長上]:引き出し線の延長線上に文字を配置する場合に選択します。
  • [自由な位置]:アンダーラインを回転させて自由な角度で文字を配置する場合に選択します。

文字と矢印のスタイルを設定します。

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項目 説明

文字高さ

文字の高さを入力します。

文字幅(%)

文字の幅を入力します。

[文字高さ]の値に対する比率で設定します。

文字間隔

文字の間隔を入力します。

行間隔

改行したときの行間隔を入力します。

オフセット縦

引き出し線(基点)と文字の縦方向の距離を入力します。

オフセット横

[引出し延長線]で[On]を選択した場合に、引き出し線(基点)と文字の横方向の距離を入力します。

[基点]で[中]を選択した場合、[オフセット横]の設定は反映されません。

フォント

フォントを選択します。

フォント名の先頭に「@」のあるフォントは、括弧やハイフンなど記号が縦書きの向きで登録されているフォントです。

スタイル

文字の傾きや太さを選択します。

文字背景を隠す

文字と図形が重なった場合に文字の背景を隠すときは[On]を選択します。

[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

基点

[引出し延長線]が[On]の場合に、引き出し線の基点の位置を選択します。

[切替]ボタンをクリックすると、[自動][左][右][中]を切り替えて入力できます。

矢印種類

矢印の種類を選択します。

角度

矢印の角度を入力します。

[矢印種類]で[矢印][白三角][空三角][黒三角][片矢印]を選択した場合に[角度]を設定できます。

矢印サイズ

矢印の長さを入力します。

(ラベル設定)をクリックして表示される[ラベル]ダイアログでも、ラベルの文字スタイルを設定できます。

ラベルの文字スタイルの設定方法ラベルの文字スタイルの設定方法

(ラベル設定)をクリックします。

[ラベル]ダイアログが表示されます。

文字や矢印、引き出し線のスタイルを設定し、[OK]ボタンをクリックします。

[文字サイズ][フォント]には、[コマンドプロパティ]の設定が反映されています。

項目説明を見る項目説明を見る

項目 説明

高さ(mm)

文字の高さを入力します。

幅(%)

文字の幅を入力します。

[高さ(mm)]の値に対する比率で設定します。

間隔(mm)

文字の間隔を入力します。

行間(mm)

改行したときの行間隔を入力します。

オフセット(mm)

引き出し線と文字の距離を入力します。

TrueTypeフォントを使用しない(プロッタフォントを使用する)

TrueTypeフォントを使用しない場合にチェックを付けます。

フォント名

フォントを選択します。

フォント名の先頭に「@」のあるフォントは、括弧やハイフンなど記号が縦書きの向きで登録されているフォントです。

スタイル

文字の傾きや太さを選択します。

文字

文字の色やペン番号に対して、[図形スタイル]ツールバーでの設定に関わらず、個別の設定を適用したい場合に使用します。

個別に設定したい項目にチェックを付け、[色][ペン番号]を選択します。

矢印

引出線

水平線

矢印、引出線、水平線の線の色、ペン番号、線種に対して、[図形スタイル]ツールバーでの設定に関わらず、個別の設定を適用したい場合に使用します。

個別に設定したい項目にチェックを付け、[色][ペン番号][線種]を選択します。

ラベル文字のスタイルが設定されます。[文字サイズ][フォント]の設定は、[コマンドプロパティ]に反映されます。

新規図面ファイルに、現在のプロパティの内容をデフォルト設定として反映させる場合は、(デフォルト登録)をクリックします。

図面上でラベルを作図します。

[コマンドプロパティ]で以下の設定をしている場合を例に作図方法を説明します。

  • [引出しタイプ]で[単一ラベル]を選択
  • [引出し延長線]で[On]を選択
  • [引出し延長タイプ]で[水平]を選択

矢印位置をクリックしてから、文字の配置位置をクリックします。

[引出し延長線]で[Off]を選択した場合は、上記の操作でラベルが作図されます。

文字の配置方向をクリックします。

単一矢印のラベルが作図されます。

複数の矢印位置を指定してラベルを作図する場合(複数矢印)複数の矢印位置を指定してラベルを作図する場合(複数矢印)

[コマンドプロパティ]で以下の設定をしている場合を例に、複数の矢印が付いたラベルを作図する方法を説明します。

  • [引出しタイプ]で[複数矢印]を選択
  • [引出し延長線]で[On]を選択

矢印位置をクリックしてから、右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

矢印位置は任意の個数を指定できます。

矢印位置が確定します。

文字の配置位置をクリックします。

[引出し延長線]で[Off]を選択した場合は、上記の操作でラベルが作図されます。

文字の配置方向をクリックします。

複数の矢印が付いたラベルが作図されます。

引き出し線の折れ曲がる位置を複数指定してラベルを作図する場合(複数頂点) 引き出し線の折れ曲がる位置を複数指定してラベルを作図する場合(複数頂点)

[コマンドプロパティ]で以下の設定をしている場合を例に、引き出し線に2つの折れ曲がり位置があるラベルを作図する方法を説明します。

  • [引出しタイプ]で[複数頂点]を選択
  • [引出し延長線]で[On]を選択

矢印位置をクリックしてから、引き出し線の折れ曲がり位置をクリックします。

文字の配置位置をクリックしてから、右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

引き出し線の位置と文字の配置位置が確定します。

[引出し延長線]で[Off]を選択した場合は、上記の操作でラベルが作図されます。

文字の配置方向をクリックします。

引き出し線に折れ曲がり位置があるラベルが作図されます。

[ラベル]ダイアログの[検索][置換]タブで、作図したラベルやバルーンの文字を検索できます。検索した文字を削除したり、別の文字に置き換えたりできます。

操作方法は[文字]ダイアログと同様です。操作方法について、詳しくは以下を参照してください。

バルーンを作図する

[バルーン]コマンド()をクリックして実行します。

コマンドの実行方法を見るコマンドの実行方法を見る

コマンドの実行方法

[基本作図]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[バルーン]

[衛生]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[バルーン]

[空調]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[バルーン]

[ダクト]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[バルーン]

[電気]タブ>[文字]プルダウンメニュー>[バルーン]

[傍記]タブ>[ラベル]プルダウンメニュー>[バルーン]

[バルーン]ダイアログが表示されます。

[入力]タブで、図面に配置するバルーンの文字を入力します。

[▼][▲]ボタンをクリックすると、簡易表示と詳細表示が切り替わります。

項目説明を見る項目説明を見る

項目 説明

入力欄

文字列を入力します。

文字列を「,」(半角カンマ)で区切って入力すると、バルーン内の文字を複数段(最大3段)で配置できます。

または、[改行]ボタンを押すか、キーボードの[Alt]+[Enter]キーで改行して入力します。

[改行]ボタン

文字列を改行する場合にクリックします。

改行することで、文字列を複数段に表示できます。

キーボードの[Alt]+[Enter]キーでも改行できます。

[参照]ボタン

図面上の文字を読み取る場合にクリックします。

[参照]ボタンをクリックしてから、図面上の文字列をクリックすると、入力欄に同じ文字が反映されます。

入力履歴

以前に入力した文字を履歴から選択して挿入します。

最大10個までの履歴が記憶されます。

登録単語挿入

登録されている単語を入力欄に挿入します。

プルダウンメニューから単語を選択し、[挿入]ボタンをクリックすると、入力欄のカーソル位置に選択した単語が挿入されます。

[単語登録]ボタン

よく使う単語を登録する場合にクリックします。[単語登録]ダイアログが表示されます。

単語の登録方法単語の登録方法

[単語登録]ボタンをクリックします。

[単語登録]ダイアログが表示されます。

単語を入力し、[登録]ボタンをクリックします。

単語が登録されます。

[閉じる]ボタンをクリックします。

不要な単語を削除する場合は、単語を選択して[削除]ボタンをクリックします。

[コマンドプロパティ]で、バルーン枠のスタイルと矢印の有無を設定します。

項目説明を見る項目説明を見る

項目 説明

枠形状

バルーンの形状を選択します

枠線パターン

バルーンの枠の形状を選択します。

矢印あり

バルーンに引き出し線(矢印)を付けるときは[On]を選択します。

[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

複数矢印

バルーンに複数の引き出し線(矢印)を付けるときは[On]を選択します。

最大4本までの矢印を付けることができます。

[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

バルーンと文字、矢印のスタイルを設定します。

バルーン内の文字サイズは、バルーンの大きさによって自動設定されます。

項目説明を見る項目説明を見る

項目 説明

バルーン横サイズ

バルーンの横幅を入力します。

バルーン縦横比(%)

バルーンの縦サイズを入力します。

[バルーン横サイズ]の値に対する比率で設定します。

二重線オフセット

[枠線パターン]で[二重枠]を選択した場合に、2線の間隔を入力します。

フォント

フォントを選択します。

フォント名の先頭に「@」のあるフォントは、括弧やハイフンなど記号が縦書きの向きで登録されているフォントです。

スタイル

文字の傾きや太さを選択します。

文字背景を隠す

文字と図形が重なった場合に文字の背景を隠すときは[On]を選択します。

[On/Off]ボタンをクリックすると、[On]と[Off]が交互に切り替わります。

矢印種類

矢印の種類を選択します。

角度

矢印の角度を入力します。

[矢印種類]で[矢印][白三角][空三角][黒三角][片矢印]を選択した場合に[角度]を設定できます。

矢印サイズ

矢印の長さを入力します。

(バルーン設定)をクリックして表示される[バルーン設定]ダイアログでも、バルーンのスタイルを設定できます。

バルーンのスタイルの設定方法バルーンのスタイルの設定方法

(バルーン設定)をクリックします。

[バルーン設定]ダイアログが表示されます。

文字や矢印、引き出し線のスタイルを設定し、[OK]ボタンをクリックします。

[バルーンサイズ][フォント]には、[コマンドプロパティ]の設定が反映されています。

項目説明を見る項目説明を見る

項目 説明

バルーン横サイズ(mm)

バルーンの横幅を入力します。

バルーン縦横比(%)

バルーンの縦サイズを入力します。

[バルーン横サイズ(mm)]の値に対する比率で設定します。

TrueTypeフォントを使用しない(プロッタフォントを使用する)

TrueTypeフォントを使用しない場合にチェックを付けます。

フォント名

フォントを選択します。

フォント名の先頭に「@」のあるフォントは、括弧やハイフンなど記号が縦書きの向きで登録されているフォントです。

スタイル

文字の傾きや太さを選択します。

文字

文字の色やペン番号に対して、[図形スタイル]ツールバーでの設定に関わらず、個別の設定を適用したい場合に使用します。

個別に設定したい項目にチェックを付け、[色][ペン番号]を選択します。

矢印

引出線

矢印、引出線、枠の色、ペン番号、線種に対して、[図形スタイル]ツールバーでの設定に関わらず、個別の設定を適用したい場合に使用します。

個別に設定したい項目にチェックを付け、[色][ペン番号][線種]を選択します。

バルーンのスタイルが設定されます。[バルーンサイズ][フォント]の設定は、[コマンドプロパティ]に反映されます。

新規図面ファイルに、現在のプロパティの内容をデフォルト設定として反映させる場合は、(デフォルト登録)をクリックします。

図面上でバルーンを作図します。

以下の設定をしている場合を例に作図方法を説明します。

  • [コマンドプロパティ]の設定
  • [枠形状][枠線パターン]で任意の形状を選択
  • [矢印あり]で[Off]を選択
  • [複数矢印]で[Off]を選択
  • [バルーン]ダイアログの[入力]タブの設定

「A-1,2,C」を入力

バルーンの配置位置をクリックします。

矢印なしのバルーンが作図されます。文字が3段で配置されます。

矢印ありのバルーンを作図する場合矢印ありのバルーンを作図する場合

[コマンドプロパティ]で以下の設定をしている場合の作図方法を説明します。

  • [枠形状][枠線パターン]で任意の形状を選択
  • [矢印あり]で[On]を選択
  • [複数矢印]で[Off]を選択

矢印位置をクリックしてから、文字の配置位置をクリックします。

矢印ありのバルーンが作図されます。

複数の矢印が付いたバルーンを作図する場合複数の矢印が付いたバルーンを作図する場合

[コマンドプロパティ]で以下の設定をしている場合に、複数の矢印が付いたバルーンを作図する方法を説明します。

  • [枠形状][枠線パターン]で任意の形状を選択
  • [矢印あり]で[On]を選択
  • [複数矢印]で[On]を選択

矢印位置をクリックしてから、右クリックまたは[Enter]キーを押し、確定します。

矢印位置は最大4箇所まで指定できます。

矢印位置が確定します。

バルーンの配置位置をクリックします。

複数の矢印が付いたバルーンが作図されます。

[バルーン]ダイアログの[検索][置換]タブで、作図したラベルやバルーンの文字を検索できます。検索した文字を削除したり、別の文字に置き換えたりできます。

操作方法は[文字]ダイアログと同じです。操作方法について、詳しくは以下を参照してください。