ダクトや部品の向きを変更する

作図済みのダクトの分岐の向きを変更します。また、直管ダクト以外の部品(丸形状)を、中心線を軸に回転する方法も説明します。

分岐の向きを変更する(ダクト向き変更)

ここでは、例として角ダクトのドン付けを2方分岐に向きを調整しながら変更します。

[ダクト]タブの[ダクト向き変更]コマンド(ダクト向き変更アイコン)をクリックして実行します。

向きを変更する部材をクリックします。

部材をクリックするたびに、分岐の向きが変わります。

部材の分岐の向きが変更されます。

分岐の向きが変わったら、右クリックして表示されるメニューの[コマンドキャンセル]をクリック、または[Esc]キーを押します。

部品を回転させる(ダクト部品回転)

ここでは、例として丸ダクトのダンパーを回転します。

[ダクト]タブの[ダクト向き変更]プルダウンメニューから[ダクト部品回転]コマンド(ダクト部品回転アイコン)をクリックして実行します。

回転軸となる接続点をクリックします。

[ダクト回転移動]ダイアログが表示されます。

[回転角]に回転する角度を入力して、[回転]ボタンをクリックし、部品の角度を選択します。

[回転]ボタンをクリックするたびに、[回転角]で設定した回転角度で部品が回転します。

[回転角]に45度・90度・180度・270度以外を入力した場合、平面図では[回転]ボタンのクリックで入力した角度での表示はされません。側面図では入力した回転角度で回転します。

また、回転する部品に接続部品がある場合、回転によってその接続が切断されるときは実行できません。 

[OK]ボタンをクリックします。

ダクト部品が回転します。

以下の接続状態の場合は、部品を回転できません。

  • エルボ:入口点・出口点の両方に接続部品がある場合
  • 2方分岐:主管方向(入口点・出口点)と付属点方向の両方に接続部品がある場合