絶対・仮想交点を指定する
線や配管などの作図コマンド実行中に、絶対(点)・仮想交点・2点間中点を指定します。
絶対
アシスト表示(図上点・交点・端点・接続点など)を無視して、仮表示どおりに作図できます。配管やダクトの場合は、他の配管やダクトと接続せずに作図できます。
ここでは例として、同一ルートを通る、高さの異なる配管を作図します。[絶対]を使用することで、配管を重ねた場合でも接続せずに作図できます。
既存の配管に重なる位置まで別の配管を作図し、アシスト表示の[垂線]の位置で右クリックします。

ショートカットメニューが表示されます。
[絶対]をクリックします。

カーソルの位置が指定されます。これにより、既存の配管に接続せずに、配管を重ねて作図できます。

仮想交点
2つの図形を延長したときに交わる点(仮想交点)を指定します。
ここでは例として、[線]コマンド実行中に、2本の線分の延長線上にある仮想交点を指定します。
[線]コマンド実行中に、線分を右クリックして表示されるメニューの[仮想交点]をクリックします。

2つ目の図形をクリックします。

仮想交点が始点として指定されます。

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2点間中点
2つの点の中点(2点間中点)を指定します。
ここでは例として、[線]コマンド実行中に、五角形の2つの頂点の中間点を指定します。
[線]コマンド実行中に、図形上で右クリックして表示されるメニューの[2点間中点]をクリックします。

1点目をクリックし、2点目をクリックします。

2点間中点が始点として指定されます。

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配管・ダクトの継手を配置したい位置で使用しても、継手は発生しません。また、躯体の包絡処理をしたい位置で使用しても、包絡処理はされません。 |