軸角を一時的に変更する

斜めに配置された躯体図に配管やダクトなどを作図する場合に、一時的に座標軸の角度を変更して躯体図を水平または垂直にし、作図しやすくできます。

[表示]タブの[軸角]コマンド(大_軸角アイコン)をクリックして実行します。

[表示]タブの[軸角]アイコンがONの状態(軸角ONアイコン)になり、[コマンドプロパティ]が表示されます。

[コマンドプロパティ]で基準線分の角度を設定します。

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項目 説明

揃える角度

変更する基準線分の角度を、X軸プラス方向を0°(水平)とする反時計回りで入力します。

角度を変更する基準となる基準線分をクリックします。

回転の中心となる基点をクリックし、移動先の目標点をクリックします。

目標点の設定時は、手順3で指定した基準線分が、移動後のプレビューとして仮表示されます。

図面の回転結果が意図しない表示になった場合は、いったん[表示]タブの[軸角]をクリックして元の角度に戻します。再度手順1から操作し、[コマンドプロパティ]の[揃える角度]に180°を加えた角度を入力してください。

指定した角度で図面が一時的に表示されます。

作図完了後、[表示]タブの[軸角]をクリックします。

[表示]タブの[軸角]アイコンがOFFの状態(大_軸角アイコン)に戻り、元の図面の角度に戻ります。

  • 図形のない図面上で、右クリックして表示されるメニューの[軸角]のチェックを外しても、軸角コマンドをOFFにできます。
  • 軸角コマンドをONのまま図面を保存した場合は、次回図面を開いたときに軸角コマンドがONの状態で表示されます。

座標軸の角度変更は、コマンドキャンセルの状態で、図形のない図面上で右クリックして表示されるメニューの[軸角]をクリックしても実行できます。