FILDER SiXとは

建築設備CAD「FILDER SiX(フィルダーシックス)」は、空調設備・衛生設備・電気設備に対応した総合設備CADです。新築物件だけでなく、リニューアル物件などの場合でもPDF図面や青焼き図面を有効活用し、図面作成業務の効率化を実現します。

また、BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)に対応しており、大規模・複層階図面をリアルタイム3Dで確認・編集できます。

FILDER SiXの主な機能は以下のとおりです。

FILDER SiX画面

Officeライクの視覚的・直感的で分かりやすいユーザインターフェースを採用しており、作図編集を効率よく行えます。また、メッセージウィンドウには、次の操作のガイドや注意事項などが表示されるため、操作ミスを防ぐことができ、コマンド実行時に活用いただけます。

紙図面・PDF図面の活用

スキャナーで取り込んだ青焼きの画像データや、他のCADで保存したPDFファイルをFILDER SiXに読み込んで、下図として活用することや、CADデータに変換することができます。リニューアルなどの改修工事の際、大幅な作業時間の短縮が可能です。

文字編集機能を使用すれば、画像データ上の文字も簡単に編集できます。

作図支援

ワープ機能

既存の図形・部材・文字などを右クリックし、ショートカットメニューから[ワープ]を選択するだけで、クリックした部材と同じ属性ですぐに作図を開始できます。

コントロールポイント編集

経路をコントロールポイントの操作のみですばやく変更できます。寸法線やサイズ記号も自動で変更されます。

2画面対応

2台のディスプレイで図面を比較しながら作図ができるため、大規模図面・複数図面を使用した作業に活用できます。

生産性向上

機器表自動作成・材料自動集計

1クリック操作で「機器表」や「器具表」をExcelファイルや図面上に自動作成できます。

作図アシスト

仮補助線や仮寸法線の自動表示、属性リアルタイム表示など、これまで必要だった作業を自動化し、作図を効率化させます。

仮補助線の自動表示

作図中に、部材に対して仮補助線が自動で描画されます。マウスの位置に合わせて、水平線・垂直線・延長線が表示されるため、補助線を作図する手間を省略できます。

作図中の仮寸法線自動表示

作図する際に、ガイドとなる仮寸法線が自動表示されます。仮寸法線は、寸法線へ変更できます。

選択部材の仮寸法線自動表示

部材や機器を選択した際に、近くにある基準線から仮寸法線が自動で表示されます。この寸法線を編集して、部材の移動などができます。

3D強化

3Dリアルタイム連動

作図した図面をリアルタイムで3Dビュー表示できるため、プレゼン時に効果を発揮します。あらゆる角度から図面をチェックできるため、作図ミスの防止にもつながります。

干渉チェック

平面図と連動して、リアルタイム3Dで建築データ・設備間の干渉箇所をチェックできます。

電気設備機能

ルミナスプランナーとの連携

パナソニック社のホームページから、照明器具情報を取得し、写真・姿図・照度計算書・照度分布図を作成できます。

電気シンボル化・配線化機能

JWWファイルやDXF・DWGファイルで作図された図形を、FILDER SiXの電気シンボル・配線に設備属性を付加して置き換えることができます。